日本や世界各国で活躍中の通訳・翻訳者たちのブログです。
いろいろな国のライフスタイルや翻訳・通訳者としての活動を紹介します。
朝晩は涼しい風が吹くようになったここフィレンツェですが、日中はまだ30℃近い暑さが続いています。道行く人たちの服装も様々で、ノースリーブにサンダル履きの人の横を、かっちりとしたジャケットを身にまとった人が颯爽と歩いていたり。
そんな中、雲ひとつない真っ青の高い空に惹かれて、近所のお気に入りの公園に出かけました。気分よく歩いていると、道のあちらとこちらで挨拶を交わしていた女性たちの声が聞こえてきます。「夏はまだ去りがたいみたいね。」
そんな『夏』の名残り、公園で見つけた朝顔とバラの花たちです。
相変わらず、真っ青な美しい空の日々が続いています。
そんな中でも、秋の気配を感じさせてくれるのは、やっぱり植物たちです。
先日ご紹介したバラや朝顔が咲いている公園は、ここフェレンツェでも少し小高い丘に沿って広がっています。そこで今日見つけたのは、まだ若いぶどうの房。赤ちゃんのような可愛いさではありませんか?
それと対照的に、きれいに色づいているのはオリーブの実。毎日の食卓に欠かすことのできないオリーブオイルは、ここトスカーナの名産でもあります。
そして最後は、この丘から見えるドゥオーモのクーポラ。見るたびに安心感を与えてくれる、この町のシンボルです。
10月も中旬に入りますが、前半は例年に比べ、お天気の良い日が続き半そでで過ごしても汗ばむ日もありました。来るフランスの冬は長く暗いので10月にこうした暖かい日が過ごせるのはとってもありがたいのです。こんなお天気だとこちらの人は降り注ぐ太陽の恵みをふんだんに浴びたり、読書をする人が圧倒的に多いです。河沿いにはデッキチェアーやレンタサイクルが並んでいました。自転車で同じところをぐるぐると巡回するおまわりさんものんびりとヒマそう・・・いや、お仕事を頑張っています。そんな散歩が楽しくなるのどかなある日の午後でした。
先日町内でブロカント(フリマ)が行われ、混雑をさけようと朝一から近くのマルシェへ買い物がてら散歩してきました。こちらはガレッジセールのようなもので、家庭内にある不用品を売るのであまり洗練されたものは期待せず、状態が良くて価格のつりあっていそうなものを探しました。かなり広範囲にわたって行われるので無料のシャトルバスも出ています。
この日は一人で抱えて持ち歩くにはちょっときつい子供用のおもちゃを買い、入れてもらった袋がビリビリに破けながらも何とかバスに乗り込んで帰宅。しばらく休んでからもう全部見たのに「まだ何かあるかも」という期待を胸に再出発。今度は優しくて上品そうなマダムからカゴのバッグを買いました。こうして素敵な人から物を譲ってもらうと思い出という付加価値もつくので気持ちまでうれしくなります。